平成29年度「ひょうご安全の日のつどい」実施結果
震災から23年を迎える平成30年1月17日、震災の経験と教訓を地域や世代を超えて伝承するため、『1.17は忘れない―「伝える」「備える」「活かす」―』をテーマに「ひょうご安全の日のつどい」を開催した。
1 実施概要
阪神・淡路大震災から20年以上が経過し、震災を直接体験していない世代が増えている状況において、次なる災害に備えるためにも、あの震災の経験と教訓を次世代に伝えていかなければならない。また、地球の温暖化が進み、国内外で異常気象が発生し、経験したことのない風水害が多発している。引き続き、「ひょうご安全の日」である平成30年1月17日(水)に、「-1.17は忘れない-」「伝える」「備える」「活かす」をテーマに、災害文化を豊かにし、安全・安心社会の形成のために、ひょうご安全の日のつどいを開催した。あわせて、県政150周年記念事業の啓発を実施した。
2 事業内容
ア 1.17のつどい
阪神・淡路大震災の犠牲となられた方々へ哀悼の誠を捧げるとともに、安全・安心な社会づくりに向けて歩む決意を国内外や次世代に発信する「1.17のつどい」を実施した。
- 日 時 平成30年1月17日(水)11:50~12:35(献花 12:35~17:00)
- 場 所 人と防災未来センター 慰霊のモニュメント前(HAT 神戸)
- 参加人数 1,200人
- 献花人数 1,200人
- 内 容
- 献奏曲 (「マニフィカート」より『エスリエンテス』)
- 開会のことば
- 黙祷(「カリヨンの鐘」鳴鐘)
- 主催者代表挨拶
- 来賓挨拶
- 子ども達からのメッセージ
- 献唱曲「しあわせ運べるように」
- 1.17ひょうご安全の日宣言
イ 1.17ひょうごメモリアルウォーク2018
阪神・淡路大震災から復興した街並みや震災モニュメントを巡り、防災意識を高めるとともに、東日本大震災で明らかになった交通機関の途絶による帰宅困難に備えるため、緊急時の避難路、救援路として整備された山手幹線等を歩く「1.17ひょうごメモリアルウォーク2018」を実施した。
- 日 時 平成30年1月17日(水)
- 場 所 西宮市六湛寺町
~神戸市須磨区若宮町 - 参加人数 2,000人
- コース別の参加者数
コ ー ス | スタート時間 | 参加者数(人) | |
---|---|---|---|
■一般ウォーク | |||
東コース | 15kmコース(西宮市役所発) | 8:00 | 300 |
10kmコース(芦屋市川西運動場発) | 8:30 | 200 | |
2kmコース(王子公園発) | 11:00 | 300 | |
西コース | 15kmコース(須磨海浜公園発) | 8:00 | 200 |
10kmコース(神戸常盤アリーナ発) | 8:30 | 100 | |
5kmコース(神戸市立中央体育館発) | 10:00 |
500 |
|
■帰宅訓練ウォーク | - |
400 |
|
計 | 2,000 |
ウ 交流ひろば・ステージ
- 日 時 平成30年1月17日(水)
10:30~15:00 - 場 所 なぎさ公園、人と防災未来センター西館(1階)
- 内 容
防災関係機関やNPO等による活動展示や炊き出し、東日本大震災・熊本地震の被災地の物産販売や観光PR、支援活動報告などを実施した。また、Permanent Fishによるミニライブ、播磨町消防団・女性分団による人形劇、防災クイズショーなど多彩なステージを実施した。
- 東日本大震災、熊本地震被災地の
物産販売、観光PR、支援活動報告
- 高校生・大学生による防災活動紹介、炊き出し
- 防災体験ワークショップ・防災啓発人形劇
- Permanent Fishミニライブ など
エ 防災訓練
防災関係機関と連携した、県民参加による体験型の防災訓練を実施した。
1.日 時 平成30年1月17日(水) 13:00~15:00
2.場 所 なぎさ公園及び南側海上
3.参加人数 350人
4.内 容
【来場者体験型訓練】
各防災関係機関のブースにおいて、心肺蘇生法や三角巾を使った応急救護法のほか災害用伝言サービスの操作体験など、来場者が自由
に参加できる訓練を実施した。
【デモンストレーション型訓練】
津波発生を想定し、災害時要援護者の避難誘導や、漂流者・負傷者等の救助・搬送等の訓練を実動機関と中学生・高校生が実施した。
なお、ドローンの実演は雨のため中止となった。
- 海上避難広報訓練
- 要援護者避難誘導訓練
- 重傷者、負傷者等搬送訓練
- 物資搬送訓練 等
オ 施設見学
毎年、1月17日の「ひょうご安全の日」は人と防災未来センターは無料開放とし、メモリアルウォークや追悼式典参加者が来館した。 (見学者3,000人)